旅日記 ペルー クスコ

第二外国語で頑張れって言われること

投稿日:2017-09-03 更新日:

思いもがけず見つけた、居心地のいいレストランを後にして、

再び宿へと帰ります。

同じく再び、この鬼のような石の階段を上って。

クスコは、ラパスみたいに、町の形態は、すり鉢状ではないから、

同じくらいの標高でも、町のどこかへ行くのに、

登ったり降りたりと、何度もしなくていいのは楽なんですが、

安い宿は階段の上に集まっているので、それだけはネックですね。

 

バックパックがなくても、それでもやっぱりきつい。。。

しかもこの階段、1段1段が結構な高さなんですよ。

 

 

ちなみに、ぜいぜい言ってるの、私だけじゃないですよ!!

欧米人のカップルとか、私よりひとまわりくらい体が大きい人だって、

旅人は、みんなかなりつらそうに階段を登ってて、

目が合えば、お互い言葉を発する元気がないものだから、

きついねーって、目で訴え合います。

 

で、どこのカップルも、女性の方がやっぱりしんどそう。

笑顔を残して登って行くのは、地元の人くらい。

私より、おばあちゃんおじいちゃんの方が元気だもんね。(´・ω・`)


宿までは、果たして何段くらいあるのだろうか。

 

日本で、大きな寺とか神社とか行くのに、

すごい段数の階段のぼらなきゃとか多いけど、

やっぱり標高の高さでの息切れと、一段の高さで、

何度登ろうが、無言になります。


3分の1程度登ったところで、相変わらず、ぜいぜいしていたその時です。

 

「ガンバレ!ガンバレ!!」


背後から、外国語なまりの日本語が聴こえてきました。


「ガンバレー!モウスコシ!!」


「ファイティン!」


振り返ると、さっき、レストランに行く前に偶然会った、韓国人の集団の子達がいたのです。

 

そして、みんなに励まされ、なんとか宿まで登り切りました。

まるで、小学生のビリリレー選手みたいな気持ちでした。笑

 

それを見届けると、彼女たちは、大きく手を振って自分達の宿へと帰って行きました。

 

私は、

ちょっと照れくさいのと、物凄く嬉しくて、

一気に疲れなんて吹き飛んだ気分になりました。

  

日本語と韓国語で言われた「がんばれ」の言葉が、

たまらなく宝物になる素敵な出来事でした。


「いい子達だったね。」

ゴロー丸がつぶやきました。


 

「ね。これもいい出会いでしょ?」

「そうだねー。」

 

必死に登っていただけじゃ、気付かなかったけど、

振り返ったクスコの夜景がこれまた、幸せな色をして、佇んでいました。

急いで、宿の屋上へ登って見た、クスコの夜景もまた、

たまらなく綺麗だったー。


そして、同時に、カウントダウンとなってしまったこの旅の終わりの

せつない気配を感じさせるのです。

と、現実は感傷的になってばかりいられなくて、

もう次の移動の予定も立てなくてはなりません。

 

でも、もう残された日数をどう過ごすか。

とりあえず、明日のマチュピチュで、大きな目的は全部、達成されるので、

ここまでとばしてきた甲斐もあり、余裕もできたのです。


新しい町へ行くか、でもこの居心地のいいクスコでのんびりするか。

いつも、後半のルートは悩みどころです。


ちょっと贅沢な旅の悩みですね。

 

調べごともほどほどに、部屋で準備をしていたら、ノックの音が鳴り響き、

ゴロー丸がドアを開けると、受付の感じのいい子の声が聞こえてきました。

 

どうやら、ツアー会社から宿に電話があって、

明日のピックアップの場所が、変更になったようです。

 

リンカトラベルでは、当日の朝は、宿で待っていてと言われ、

階段の上の宿という旨も伝えたけど、大丈夫と言われたので、

半ば心配だったんだけど、

案の定、バンが入ってこられないから、

アルマス広場にしてほしいとのことでした。

 

私は、その話を部屋の隅で聞いていて、ふんふんと一人納得していたら、

しばしの沈黙の後、ゴロー丸がおもむろに、

 

「いんぐりっしゅ ぷりーず。あいあむ のー すぱにっしゅ。」(。・ε・。)

 

たった今、全部、英語で説明してくれた女の子に言い放ちやがったのです。

 

(゜д゜;))))

 

ちょー!ちょちょちょちょーーー!ちょっとまてーーー!!

慌てて、扉の方へ駆けつけ、ゴロー丸をどかし、

 

 「ピックアップがアルマス広場に変更になったのね!わかった!グラシアス!!」

 

と、伝えると、女の子は申し訳なさそうに、

 

「ごめんなさい。私の英語、下手くそなの。」

 

そんなことないんですーーー!!!

むしろ、こっちのセリフじゃぼけーくらいに思っていいんですーーー!!


ゴ「スペイン語で話されてると思ったからさあー。」

 

恐ろしや。ゴロー丸。心臓に毛が生えているってこういう人のこと言うんだろうな。。。

 

自分にとっては母国語で、第二外国語使用の人に励ましてもらい、

かたや、第二言語同志なのに、偉そうにわからないと言い放ち困らせ、

言語の意思疎通について色々と感じたクスコ一日目の夜でした。

 

 

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執筆者:


  1. ぐるくんのからあげ より:

    おもしろい

    おもしろいですね。

    ゴロー丸さん最高です。

    このくらい心臓が強くないと南米旅行は続けられないのでは。

    マチュピチュ楽しみにしています。

comment

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
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読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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