旅日記 ニュージーランド ロトルア 留学

ニュージーランド ロトルアの地獄の門

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ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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ロトルアに到着しました!

 

やってきたのは、Hells Gate(Tikitere)という観光名所。

車を降りてすぐに出迎えてくれたのは、3匹のクジャク。

普通の鳥みたいに、自由に駐車場内を歩いているのが不思議でした。

これって、天然のクジャク??

動物園以外でクジャクなんて見たことないけど、ニュージーの大自然にはいるのだろうか?どきどき。。。

それにしても、やっぱりオークランドよりも寒いなぁ。

 

エントランスから入っていくと、係員のマオリ系のおじさんからこの場所についての説明を一通り受けました。

で、でも。。。やっぱりまだまだ、イギリス英語聴き取りにくい。。。

いや、聴き取り以前に私の英語力が低過ぎて。。。

 

そんな自分にまたしても軽く落ち込みつつ、次へ行こうとしたその時です。

「あなたは日本人ですね?」

と、後ろからはっきりとした日本語で話しかけられました。

「はい!そうです!」

急な出来事で驚きながらも、おじさんの方に向き直すと、

「ようこそお越しくださいました。足元に気をつけて楽しんでください!」

もうおじさんの日本語は、変な外国人なまりとかがあまりなくて、凄く流暢な日本語でした。

寒い寒いって思ってたけど、一気にあったかい気持ちになりました。

 

おじさんは、さっきほとんど聴き取れなかった園内の説明を、改めてしてくれると、

「ちょっと待っていてくださいね。」

と言って、受付の建物に入っていくと、日本語で書かれたパンフレットを持ってきてくれました。

なんか、凄い感動!!

もうここは、地獄なんかではなくて私にとっては天国みたいなんですけど!

パパも、「彼は日本語を話していたのかい?」と驚いていました。

 

嬉しいできごともあったところで、さあ行ってみましょう!!

前を歩くパパママ、そしてサウト。

 

Hells Gate、地獄の門とつけられた名前のここは、地熱活動のさかんな場所で、あちこちにクレーターがあって、そこから熱湯が噴出している場所なんです。

まぁ、箱根の大涌谷みたいな場所ですね。

美容効果バツグンと言われているロトルアの泥の中から、ぐつぐつと音を立てて熱湯が跳ね上がっていて、

その様子を”地獄”と例えて名前をつけたらしいです。

一面にそれは拡がっているんだけど、

特に特徴的なクレーターにはそれぞれ名前がつけられています。

 

例えば、”悪魔の風呂”は、95度にもなる温度の熱湯と真っ黒い泥がぶくぶくしています。

それから、”メディスンバス”。

ここはかつて先住民だったマオリ族の場所でもありました。

戦闘を好んでいたマオリ族は、戦いで傷を受けると、この泥やお湯につかって傷を癒したそうです。

ちなみにマオリ族は、地形や自然を良く知りつくしていて、

それらを利用した戦いが得意だったとか。

さっきまで寒いなぁって思ってたけど、この辺りに来たらもう、噴き出している蒸気のおかげでほとんど寒さも感じません。

 

不思議の国のアリスのうさぎの穴みたいっておどけるママ。

他にもホットウォーターの滝があったりと、なかなか見どころがあって楽しい場所です。

あ、もちろん温泉として入れる場所もありますよ!

 

ところで。。。

 

マウントイーデンでのサウトの「僕を撮って」騒動を覚えていますでしょうか?

→ ニュージーランドで出会ったラッキーな戦闘機

今日も、すでに奴の「僕を撮って」騒ぎが始まっています。

たぶんパパは、奴のそのめんどくささをわかっているらしく、なるべく奴に関わらないようにしているのがわかります。

ノリが良くて優しいママは、ちゃんと反応してあげてたけど、またしてもきりがない。

あの時とおんなじ。1つの場所でポーズだのなんだの変えて5枚くらい撮らせている。

 

実は私、あの偏見事件以来、奴とは口をきいていません。

それは奴もわかっているようで、前みたいに気安く話しかけてくる事はないにせよ、

それでもバカだから、自分が必要な時は平然と話しかけてきます。

それでも無視する私の方がおとな気ないのかもしれないけど。

今回も関わらないように逃げてようっと。

 

「パパ、彼は自分が大好きね。」

「まったくその通りだ。おかしな奴だよ。」

と、パパもあきれ顔で溜息をついていました。

 

そんな悪口を言われているのも知らずに、「自分が世界の中心」のまんま。

避け気味にされているのに、それでも隙あらば、パパにも近づくサウト↓

さすがに危険な場所には、観光客が入れないように柵とかがあるんだけど、

時折、結構な高さの柵で、私には覗きこみ様もない場所も現れます。

パパが、中を覗いてみるといいと言って、背中に乗るようにかがんでくれました。

 

いやいや、人の背中に乗るなんてとんでもない!!

 

断ったんだけど、ママが絶対に見た方がいいから!と言って強引に進められてしまいました。

「パパ、ごめんね。私は重いから。。」

「いいんだいいんだ。これも、ニュージーランドの思い出にしなさい。」

本当に優しい人です。

パパの背中に乗って覗きこんで見た場所は、やっぱりぶくぶくしていました。

 

でもほんとに、全部が思い出になっていくよね。

サウトに振り回されてはいたけど、ママはすっごいご機嫌です。

「サヨ、この泥で一緒に顔を洗いましょう!とっても綺麗になるのよ!」

そう言って、メディスンウォーターのぬるめの場所で、一緒に顔を洗ってみました。

果たして美容効果は!??

 

ロトルア旅は、まだまだ続きます。

 

 

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Sayo

バックパッカー。
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負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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