旅日記 香港

香港100万ドルの夜景はいろいろ考え過ぎて

投稿日:2018-04-19 更新日:

あまりに大都会過ぎる街並みを見下ろすと、必ず思い出すことがあります。




 

やっと、ヴィクトリアピークに到着できた私とゴロー丸が向かったのは、ピークタワーです。

もうすっかり暗いから、わかりにくいけど、なんだか船が建物の上に乗ってるみたいなちょっと変わった形の建物。

ここのグランドフロアには、ピークトラムの乗り場もあります。

 

さて。ここには、香港の100万ドルと言われる夜景を観に来たわけでありますが、一番綺麗に見える場所は、ピークタワー屋上のスカイテラスです。

有料ではありますが、せっかくなので一番綺麗な夜景を観に行きましょう!!

 

スカイテラス428という名前の屋上は、海抜428mだからその名前。

ここから夜景を観るには、このテラスが一番高い場所なんだそうです。

入場料金は、48HK$。

ここでもオクトパスカードが使えるので、チケットを買わずに済んで便利です。

 

屋上へ出ると、案の定、すっごい人、人、人!!

もはや、眺めが良さそうな所には、3列くらいの人が集まっていて、わいわいガヤガヤ騒がし過ぎる!

 

そして、端っこの方に行けば、ずーーーーーっと、チューしてるカップルが1組どころか3組も4組もいて、どこから写真を撮ろうか、場所確保にも一苦労です。

えくすきゅーずみー、ちゅーしてるなら夜景観えないんだから、どいてもらえますー?って言いたい。

 

しかも、寒過ぎて手が震える。

夜景を撮るなら当たり前だけど、三脚は持ってきて大正解ですが、

カメラの設定をいじるにも、暗過ぎて見えなくて苦労しまくり。

そう、夜景は明るいけど、ここはかなり暗いんですよー。

 

そんな中、なんとか撮影して来た香港100万ドルの夜景をどうぞ!!

おおー!綺麗!!見事!!

なるほどー。これが、100万ドルかぁ。

 

しかし。。。

100万ドルって、いったい何が??

 

そんなこと思ってしまう私は、相当ひねくれ者なのかもしれません。

この大都会の夜景に夢中で喰いついているゴロー丸の隣で、ぶつくさとつぶやいていたことと言えば。。。

 

明る過ぎる!!

 

綺麗だけど、温かみがないんだよね。

この夜を毎日観たいって思うような魅力も感じられないし。

そもそも100万ドルって、この夜景を買うならっていう価値的な金額?

それともこの夜景を作るのにかかった金額??

 

前回も書いたけど、私の中で好きな夜景の街は数あれど、これだけ煌びやかな夜景が心に入って来ない。

とりあえずこれがうわさのねー、って感じで本当にスタンプカードなのです。

一人で何度も観に行ったブダペストの王宮の夜景も、ラパスの山々の明かりも、ラオスの夜も、クスコの宿の屋上から観たアルマス広場の夜景も、みーんな心震えるくらい、綺麗で儚くて、できることならここにいて毎日観に来たいなんて思ったりしていたのに、なんでか心が湧きあがらなかったのです。

 

たぶん。

私は、やっぱり旅がしたいんだと思った。

旅行じゃなくて旅。

一期一会の現地の人達と一緒に笑って、その思い出が夜の景色を彩って、輝かせてくれてたのかもしれない。

 

でも、こんな綺麗な景色を、こんなテンションで観る私は、凄くもったいないんだろうなって思います。

 

ちなみに。

こういう機械的な夜景を観るとどうしても思い出しちゃうのが、小学校の頃に図書室から借りて読んだ「紀元55年のユートピア」という本と、村上龍さんの「5分後の世界」。

どっちもちょっと薄気味悪くて怖い話でもあり、こんな感じのいやもっとモダニズムで機械的な景色が浮かぶんですよね。

ああそう言えば、村上龍作品って、香港っぽい感じがぷんぷんするけど、絶対ばっちり似合うと思う。

 

話それましたが、こんな高級な景色を観ながら、そんなくだんないことを考えていました。

 

ちょうど、一番の絶景ポイントで記念写真を撮ってくれるサービスもやっていて、せっかくなのでゴロー丸が撮りたいと言い出したので、撮ってもらうことにしました。

撮影は、カメラマンの人が、こういうポーズをして!次は、手をあげて!などと、指示してくれるし、盛り上げてくれて凄く楽しかったです。

やっぱり笑顔を引き出すプロのカメラマンって凄いなぁー。

 

そして写真は、下の階で焼いてもらえます。

料金はサイズによって異なるし、結構いいお値段するけど、やっぱり記念になりますからね。

ちなみに写真だけじゃなくて、マグカップとかお皿なんかにもしてもらえるようです。

 

係のお兄さんと一緒にどの写真にするか選びます。

そして、5分ほど待って、できあがり。

こういうアルバムに入れてもらえて、アルバムのページには昔のヴィクトリアピークからの古い写真や、ピークトラムの歴史についても載っています。

1973年に人力による運行を始めたようで(駕籠により運ばれていたそう)、

そこから1888年にピークトラムが走りだしたそたそうです。

 

そんな古い景色はこんな感じでした。

あー、こんな感じの香港を見たかったな。

まぁ、この時、生まれてないけど。

東洋の真珠時代、貿易のハブ港として盛んだった頃の香港の方が魅力的。

最近、香港のみならず、昔と今の比較写真を見るのが好きです。

 

ひとまず、初日は大失敗に終わったヴィクトリア・ピークに無事に来ることが出来て、大満足。

 

ちなみに、ピークタワーのテラスの下の階は、お土産屋さんがたくさん入っていて、お店の勧誘も賑やかでした。

今まで香港土産をちっとも探せなかったけど、やっぱりナンバーワン観光地にはちゃんと売られているんですね。

それから、蝋人形館もあります。

 

入り口のブルース・リーと2ショット撮りましたー。

もう、ここを観たら、初めての香港旅も満喫できたかな。

後は、

 

食べまくりましょう!!

 

 

 

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