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さあ!カンボジアへ行こう!・・・なのにだよ

投稿日:2014-05-20 更新日:

今日はついにベトナムを後にし、この旅4カ国目カンボジアへ移動の日です。

なのに、この日は朝から夜までほとんど呉さんと喧嘩しっぱなしっていう、

しょうもない日でもありました。。。( ̄_ ̄ ;)

ほんっとしょうもない二人旅の喧嘩しまくりの一日をお楽しみください。

 





朝食を食べに部屋を出ようとした時、部屋の鍵が見当たらないのに気付きます。

 

i-phone盗まれ事件 でもよくわかるように、呉さんはちょっと危ないところがあるので、

部屋の鍵やチケット類は、私が(勝手に)預かるようにしていたのですが、

昨日はなぜか、率先して受付から彼女が鍵を受け取ったため、預けることにしたのです。

なので、鍵のありかを私が知るはずもなく。

 

「あれ鍵は?呉さん昨日開けたよね?」

呉「え、私?知らない」

 

おいおいおいおいおい(゚_゚ ;) 心から

 

「昨日は呉さん、受け取って開けてたよ。よく思い出して!」

呉「私じゃないよ!。。。え?あ!(気付く)」

「かぼんの中じゃないの?」

呉「ううん、入ってない。。。。私、昨日。。。あ!

 

部屋をあわてて出る彼女。

 

なんと!

 

恐ろしいことに、鍵をドアノブにさしたままでした。

私達、そんなバカなことをしたまんま、すっかり寝入っていたのです。

 

呉「えへへ~。私、そそっかしいから。」

 

いやいや、笑えないし。そそっかしいっていう日本語は、決していい意味じゃないよ。。。

 

呉「陳さん(共通の知り合い)と旅行に行った時もね、同じことして陳さん怒っちゃったんだ~」

 

いや、その。。。

私も怒りたいです。正直。( ̄_ ̄ i)

 

と、そんなちょっと笑えない出来事から始まり、

気を取り直して、このホテルは朝食付なので朝食を食べに下へ降りることにしました。

そうそう!

 

「昨日もらったミルクアップル、切ってもらおう!」

 

と、私は冷蔵庫から取り出しました。

すると、

 

呉「えー、なんで冷やしてるの?果物冷やすなんて、ありえないよ!」

 

と、いきなり呉さんに嫌がられました。

 

「私は冷やすよ。日本ではだいたい冷やして売ってたと思うけど。」

 

呉「えー、おかしい~!それもうおいしくないよ。」

 

日本と台湾でのフルーツの食べ方の違いはわかんないけど、

何にせよ、私がもらったフルーツなので、どんな風に食べようと放っておいてほしい。。(-“”-;)

 

と、湧き出て溢れそうになるイライラの感情に必死に蓋をして、

とりあえず、ホテルの人に切ってくださいとお願いしました。

 

昨日、にこにこ顔で、あんなに肩まで川に入って、

ミルクアップルをとってくれたおじさんを思い出したら、

こんな喧嘩しながら食べるなんて自分が馬鹿すぎてちょっと泣きそうになりました。(´・ω・`)

 

ミルクアップルは、中はこんな感じ。


アップルっていう感じでもなく、中は柔らかくて、スプーンですくって食べます。

キウイフルーツや、私の大好きなフィジョアよりももっともっと柔らかく、

味は、とにかく甘いです。確かに、ミルク感あるかも。

まぁ、あれだけ文句を言っていた呉さんも、おいしいって食べてましたけどね。

 

なんにせよ、大好きなベトナムのフランスパンともお別れです。

このベトナムのフランスパンは、バインミーでも使われているんだけど、

そのままでもパクパクいけちゃうくらい、おいしいんですよ。

表面はパリパリしていて、中はふわふわなんです。

今まで日本で食べた、どんな高級パンよりも、私はこのパンが世界一だと思う!

しかも、ベトナムでは安いし。

次にバインミーを食べにベトナムに来るのは、何年後だろう。

 

部屋へと再び戻り、またバックパックへ荷物を積めます。

 

ほんとにもー、めんどくさい作業だー。

私に収納力がなさ過ぎて、今回は物増えてないのに、なぜか入らないよ~。誰か~、オラに女子力を!

なんて、バックパックと戦っていると、呉さんがつぶやきました。

 

「カンボジア、行くの怖いなぁ。本当に行く?」

 

ん?

今、なんて言った?

 

なんか、信じられない言葉が聴こえたよ。たぶん私の聴き間違えだと思うけど。

 

「え?」

 

呉「カンボジア、怖い。行きたくない。」駄目押し

 

。。。

 

。。。。。

 

。。。。。。。。。。。。。。

 

 

な、

なに言ってんのーーーー?この人!?

「(((゜д゜;)))」 ← あまりにびっくりしすぎて言葉が出てこない

 

呉「だって、治安良くないっていうし、カンボジア人は銃も持っているし、危ない場所でしょ?」

呉「ね、行かないでベトナムにもっといようよ。私は行ってない場所たくさんあるし。」

呉「どうしても行きたいんなら、ベトナムからの日帰りツアー探す?」

 

あ、あのぉー。。。。

 

「あのさ、そもそもどこで合流するかも、カンボジアまで一緒にくるのかも呉さん、自分で決めたよね?行きたいって言ったじゃん。

それに、私はもうベトナム出ないと。ビザなし滞在期間今日までだから。」

 

うーん、、と考える彼女。

 

「呉さん、ベトナムに居たいならいなよ。私は一人でカンボジアへ行くから。」

 

冷たいようだけど、鍵事件、フルーツ事件にイライラしていたし、

まさかこんな寸前になって、こんなこと言われるとは思わなかった私は、

思いっきり本音を言いました。

 

呉「え?私は、怖くて一人で外国になんて居られないよ。嫌だけど一緒に行くよ。」

 

もう、

置いていこうかと思いました。ちょっと本気で。

 

でも、一人が怖いという彼女を一人にさせるわけにもいかないので、

 

「カンボジアだってさ、夜出歩かなきゃ大丈夫だよ。私が守るよ。もう旅には慣れたし。

きっとそんな危ないとこじゃないし、そんなとこには行かないし。」

 

と、反動形成にも似た、ギリギリの感情で彼女を励ましている自分が情けなくもあり。。。

あーあ。早く、一人旅に戻りたいよぉ。(_ _。)

ついに、思わないようにしていたその言葉が心の底から溢れ出てくるのを感じていました。

 

とは言え、時間はどんどん過ぎ、チェックアウトの時間です。

この、横浜のラー博をちょっとだけ彷彿とさせる、場所ともサヨナラです。

そして、再び、こっちの道だよ、あっちの道だよと軽い言い合いになりながら(疲れたな。。。)

今日のバスは、送迎はないので、予約した旅行会社まで行きます。

荷物をおろして、出発時間まで少し時間があったので、

一人になりたくて、呉さんをツアー会社に残し、

少しだけ一人でふらふらしたら、ちょっとだけ気分転換になりました。

 

何にせよ、呉さんとの束の間の旅も、カンボジアで最後。

そして、日本でずっと過ごしてきた彼女も国へと帰ってしまったので、

この先、今までのようになかなか会えることもない。

こんな風に一緒に旅をする友達なんて、そうそう出会えないのだから、

これって凄い縁なんだと思う。

楽しく、そして呉さんにも楽しいと思ってもらえるようなそんな旅をしよう!

うし!!

 

ひとり、気分転換で心に誓い、ツアーオフィスに戻りました。

 

 11:30バスが来ました。

ツアー会社のお姉さんを筆頭に、バスへ近づきます。

 

ですが。。。

なぜか、乗車を断られたらしく、お姉さんもかなり怪訝な顔。

 

で、どこかにお姉さんが電話して、言い合いっぽくなっていたり、

他のお姉さんまで出動してきて、なんだかざわざわしていたりと、

どうもひと悶着している様子。。。

 

私達には、12:00にバスが来るからもう少し待ってて、と平謝りするお姉さん。

私は構わないけど、一体何が???

 

同じように待機している他のベトナム人には、ベトナム語で説明しています。

すると、物凄い剣幕で待機客のひとりのおばあちゃんは怒りだし、すっごい文句を言っています。

 

細かい事はわかんないけど、不安な雲行き。。。

 

大丈夫?

私、無事にカンボジアに行けるの???

 

 

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執筆者:


  1. まんキンタん より:

    ワクワク

    カンボジア入国はどーなるのか?呉さんとの関係やいかに?次のアップが楽しみです。

  2. kung より:

    こんばんは、サヨさん

    2人旅、大変そうですね。
    2人で旅をするのは、難しいですよね。

    2,3日なら楽しいと思いますが、それ以上になるとどうしても、行きたいところなど意見が合わなくなってきますから。

    カンボジアでも気をつけて旅を続けてください。

    カンボジアのエピソードも楽しみにしてお待ちしています!頑張ってください!

  3. なお より:

    初コメントです。
    波乱ありな旅のようですが~いいなあ!世界はひろいんだもん~ってここにいても見えてくるようなブログですね♡
    また読ませて下さい。
    引き続きの旅、お気をつけてくださいね。

  4. Meet You より:

    はじめまして

    こんにちは、おじゃまします。
    誰かと旅行って難しいですよね。
    旅行で疲れてくると、少しわがままになっちゃいますからね。
    そのわがままを笑って許せるほどの相手か
    またはそれほど付き合い深くなくてもお互い気を使うタイプなら大丈夫そう。
    相手のわがままや愚痴にいらっとするなら厳しい旅になっちゃいますね。
    「怖いから行きたくない」とかぐちぐち言われたら困りますよね。

    そういや私も友人とベトナムに行ったときに夜怖いから歩きたくないし
    出かけたければ一人で行けばと言われたことがあります。
    いらっとしたんですけどそこで決別するとその後楽しくなくなっちゃうから
    怖そうなとこは走ろうと言い、走って移動しました(笑)

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Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

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