旅日記 ニュージーランド オークランド 留学

留学生活 新しい日本人との出会い

投稿日:

ニュージーランド留学の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

久しぶりのぴっかぴかの晴れ!

起きた6時頃は雨が降ってたので、パパの傘を持って出たけれど、

こんなことなら、サングラスを持ってくるんだった!

って、くらいの晴れ。

 

そろそろ秋も終わりに近付き、雨が多い季に入るらしく、

昨夜は、凄く大きな音で屋根を叩く、強い雨が降っていました。

 

だからかな。

今日は、バスの窓から見える車がどれも綺麗に見えるのです。

NZでは、ほとんどの家で車庫なんて見かけないし、

日本みたく車を磨いたりしないらしく、みんな汚れています。

 

でも、こうやって、夜の雨で綺麗になっちゃうから気にしないらしいのです。

やっぱり、そんな感じの緩さは、楽!

いいところと自分に合う何かを見つけて、その国に馴染んでいくのです。

あんなにホームシック気味だったのに、ニュージーが心地よくなっています。

ちょっとだけ。

 

あれから今も続いている、サウトが一緒に通学しない爽やかな朝!!

毎朝出会う、近所の人達との挨拶。

そっか!奴の存在が、私のホームシックに追い打ちをかけてたんだ。きっと。。。

あ。サウトの愚痴を書き始めると、悪口日記で止まらなくなっちゃうから、

ほどほどに切り上げて、私は私の留学生活を今日も楽しもう。

 

今日はなんと!クラスに、待ちに待った日本人が入ってきたのです!

年上の人で、しかも話すと、なんと、同じ飛行機に乗って来ていたらしいのです。

これは運命的!!

”さなえさん”は、とても気さくな人で、久しぶりに日本語をたくさん話せました。

もちろん、日本人同士差別もしない人ですし。

 

旦那さんの仕事でニュージーランドにやってきて、

ずっと家探しと新しい家の準備をしていたらしいです。

落ち着いてきたので、語学学校に通う事にしたそうで。

日本語を一切話さない環境は、私の語学上達において貴重だったかもしれないけど、

それでもやっぱり、おんなじ日本人がクラスメイトにいたら心強い。

 

でも・・・

さなえさんは、体験入学で来ていたのです。。。

すでに、何校か回って来たらしく。

 

この学校に決めてほしいところだけど、

よりによって、今日に限って元のエリザベス先生の授業に戻っていたのです。。。どうやら、風邪で休んでただけだったらしい。

エリザベス先生に戻って、またしても授業がわかりずらくなってしまいました。。

 

あんなに違う先生達になって、授業がわかるようになって、

ちょっと英語楽しいって思ったのに、奇跡の数日間でした。。。

エリザベス先生、優しいおばあちゃんなんだけど。。。とにかく早口で、説明も小難しいのです。

病みあがりも相変わらず。

 

違う学校も体験入学してきたさなえさんによると、

他の学校よりも、あの先生のしゃべりは早過ぎてとにかく聞き取りずらいと言います。

やっぱり、そうなんですね。。

私があまりにも劣等生だからなんじゃないんですね。。。

いや、劣等性である事は事実ですけれども。

 

結局、さなえさんは違う学校にするそうで。

行こうと思っている学校は、日本人の先生が日本語で授業の説明をしてくれる時間があるそうです。

束の間の、希望でした。。。

 

私は、体験入学せずに留学前に決めちゃったけど、

フィーリングとか、実際来てから判るサービスとかあるから、

そりゃ無理に、ここに決めてくださいよ~なんて言えず。

でも、学校はすぐ傍なんで、またいつでも会おうと約束しました。

 

でも、このさなえさんとの運命的な出会いが、

私のNZ生活を笑顔にしてくれる出会いのひとつでした。

毎日じゃなくても、時々思いっきり母国語を話せる環境があるだけで、本当に救われました。

むしろ、さなえさんと同じ学校だったら、私は甘えちゃってたかもしれないから、

これで良かったのかも。

 

さなえさんと一緒にランチに出かけました。

移住民が多いこの国は、フードコートも国際色豊か。

さなえさんに案内してもらって、初めて行くフードコートに行きました。

今日は、ベトナム料理を食べることに。

 

今日出会ったばっかりなのに、もっと前から知っているくらい、

既に仲良くなれている気がします。

おんなじ日本人って言う安心感、すごい!!

なんか、大袈裟だけど、夢みたい。

ニュージーランドで、日本語を思いっきり話せる環境に出会えたなんて。

それくらい、張り詰めてここまで過ごしてた気がする。

 

先週帰ってしまった、ちょっとだけ話したりした同じ学校の日本人の男の子が、

「これから、日本人ともたくさん出会えるから大丈夫だよ。」

って言ってくれたのを、思い出しました。

 

さなえさんが、学校の申し込みに行くというので、

見学がてら一緒に行ってみることにしました。

私の学校とはまた雰囲気が違い、おしゃれな感じの学校でした。

しかも、日本で学校選びをしてた時、エージェントの人が送ってくれたリストに、

この学校の名前あったな、と思い出しました。

 

ボタンの掛け違い?。。。

運命のすれ違いってこういうこと?。。。

 

でも、今のホームスティ先は、すっごく気に入ってるし。

今の学校を選ばなかったら、パパママにも出会えなかったんだよな。。。

そう思うと、自分の選択は間違ってはいなかったはず。

サウトには、別に出会わなくて良かったけど。

 

さなえさんとお別れをして、日本へハガキを送る為、郵便局へ行きました。

お母さんに送るのと、友達から、ニュージーで落ち着いたら送ってと頼まれてた分です。

国際郵便の出し方もわかんなかったけど、受付のお姉さまが教えてくれたのは、

郵便局の中で宛先を言ってお金を払って、スタンプを押してもらったら、

自分で外のポストに投函する流れだそうです。

 

ちょっと不安なままけど、無事投函完了。

でもすぐに、ポストの投函口、国内用と国際用を間違って入れたことに気付く。

わぁー。。。どうして私はいつも何かしら、ミスるのか。。。

こ、これもうどうしようもないよね?でも、仕分けするよね。。。たぶん

無事、日本に届く事を祈る!!

(ちゃんと届いてました)

 

その後、いつも行ってるショッピングモールで、ずっと気になってた店に入ってみました。

マオリ石で作られてるペンギンのペンダントが可愛くて欲しかったのです。

まぁ、自分用なんて贅沢だけど、たまにはいいよね。

ここまで留学生活がんばったご褒美って事で。まだまだ帰国は先だけど

 

買う時に、店員さんから、

「あなたペンギンに似てるわね!」

と言われました。

 

いったい、どういう意味なんだろ~???

 

帰りのバスで、再びミンと遭遇しました。

毎日、違う時間のバスに乗ってもジョーとは会わないのに、

ミンとは本当に縁があるらしい。

 

「サヨ、最近朝のバス会わないからさ、僕とジョーを避けてるのかと思ったよ。」

 

そうそう。早いバスで通学する事にしたから、彼らともますます会わなくなってたんです。

理由を伝えました。

 

「私、サウトが嫌い。」

と言うと、ミンは笑って、

「サウト、キモチワルイ?」

と、日本語で聞いてきました。

 

ミンが、気持ち悪いと言う日本語の意味を全部把握してるのかわかんないけど、

拙い英語でなんとか伝わっていると思ったら、

とにかく愚痴がこぼれて止まりませんでした。

 

連日続いた、夜になると始まるサウトの”口説き英会話”は、

だんだんエスカレートしていたこと。

サウトは、日本に来たことあるのか、

一体どんな店に入ったのかは知らないけど、

パパママが寝室に行ってしまって、リビングに二人きりになると、

「日本人のマッサージは、気持ちがいい。マッサージしてくれよ。」

と、毎晩のように言ってくること。

こないだの「金をくれ」事件の詳細。その後の逆ギレ、偏見。

 

一緒に寝ようとか、ハグをしてくれとか、(その以上のことも)

そういう台詞に断り続けていたら、

「どうしてだよ?僕は、とってもモテるのに。」

と、サウトの奴は言い放ちやがったのです。

もうその言葉には、純粋な乙女ならずとも、気持ち悪くてドン引きです。

この、自分で自分をモテるとか言っちゃう男が、

私はほんっとうーに、気色悪いのですよ!そういう奴って大抵、かっこ良くないし。。。

 

そんな私の下手くそな英語の愚痴を、笑いながら聞いていたミンは、

少しだけ真面目な顔になると、頷きながら、

「わかるよ。サヨの気持ち。」

と言いました。

もう、その言葉は、本当にありがたかったです。

頑張って話して良かった。ちょっとすっきりしたし。

 

近所だけど、また次にいつ偶然会えるともわからないので、メアド交換して別れました。

今日のディナーは、チキンカレー(風味)ライス。

パパが料理してくれたWILD RICEという米は、

長細くて、とってもパサパサしていて、なかなか食べずらい。。。

なんだろう。例えるなら、芋よりも水分がないし、とにかく固くてパサパサ。

パパはいつも、手間暇かけて作ってくれるから、そんな事思うのも申し訳ないけど。

 

食後にママが、”クリスマスプレゼントにもらったのよ”と言って、

色とりどりの包み紙にくるまれた、色んな味のチョコレートを持ってきてくれました。

それを、パパママと3人で食べました。

でも。。。日本のチョコレートと比べて、やっぱり強烈な甘さ。

でもそれを、”とてもいい味だ”と、パパママは、ぱくぱく食べていました。

遠慮しないで食べなさい、と次々に渡してくれるので、3粒食べました。

けど、3粒で5日分くらいのカロリーがありそうだな。。。

 

サウトは、今日も遅くまで帰って来ませんでした。

特に会いたくもないので、宿題があるからと言って、早めに部屋に戻りました。

安心できるはずのホームスティで、部屋の鍵を閉めて寝るようになったのは、

完全に奴のせいです。

 

 

あなたにも行きたい場所へと飛ぶ風が吹きますように。
ランキング参加中です。応援のワンクリックをよろしくお願いします。

にほんブログ村 旅行ブログ 旅行情報へ
にほんブログ村


放浪記ランキング

こちらも更新中↓

アメブロ 新しい旅に出る準備はいつだって出来ている

ゴロー丸ブログ 真面目なサラリーマン旅をする

 

<sponsored link>







-旅日記, ニュージーランド, オークランド, 留学

執筆者:


comment

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

PREV
【どこがお好み?】アジアで出会った色んなお寺 3 南アジアから日本
NEXT
世界の色んな町の夕焼け

関連記事

角度と時間ごとに姿を変えるウユニ塩湖の鏡張り

色んな場所を経て、今日のツアーもハイライトに来ました。 さっきまで居た、真っ白い場所だって、充分に雑踏も雑音もない静かな場所だったと思うけど、 なぜかここに来たらもう、ほんっとうのほんっとうに無駄な音…

続きを読む

嗇色園黃大仙廟でお参りをしてみよう

3大宗教が1つに集まり、すべての人の願いを聴き入れるという大らかな寺院がありました。
嗇色園黄大仙廟は、本殿以外にもあらゆるところに見所があり、見ごたえ充分。晴れた空が良く似合うお寺です。

リマのアルマス広場、旧市街に立って

ガラッと雰囲気の変わる旧市街に到着しました。   急に歴史的な建物の並ぶエリアが現れて、 再び違う国にでもやってきたかのような、変わりっぷりです。   アルマス広場、リマ版 観光客、現地人、…

続きを読む

マカオでポルトガル料理を食べるならこのお店

マカオはポルトガル領地であっただけあって、ポルトガル料理が食べられるのです。かつて遊郭もあった綺麗な通り福隆新街でとっても美味しくて雰囲気のいいレストランがありました。

そこはもうウユニの町でした!

朝方、バスが停まった気配に目を覚ましました。 高山病の薬のせいで、(前回の記事、参照)初めて、長距離バスに苦しみましたが、 必死に飲んだ、解熱剤のおかげで、なんとか体調は回復してました。 毎朝、起きる…

続きを読む

マチュピチュ探検

いよいよいよいよ、マチュピチュ到着です。 そして、やっぱりお届けしたい景色の写真がたくさんありすぎて、 マチュピチュ遺跡から、何回かに分けて書きたいと思います。     とりあえず…

続きを読む

Sayo

バックパッカー。
一人旅が好きで、定期的に海外へ飛び出しています。
好きな過ごし方は現地の人達と笑うこと。
読者の方が旅気分になってもらえる記事を目指して、日々書き綴っています。
負の世界遺産多め、陸路移動がメインです。

sponsored link