さて。
世界一周の終わりには、ちゃんと日本へ帰国しましょう。
みんぱくの記事のつづきです。
その1→ オセアニア・南米圏
その2→ アフリカ・イスラム圏
その3→ 世界の楽器・アジア圏
只今、元のアメブロの方で、のんびりインド、ネパール旅を更新中ですが、ここでも大好きなインドの神様達がたくさん祀られていました。
ダーキニー女神
カーリー女神やバイラヴィ女神など、インドって女性に対する人権差別が大きな問題であるのに、なぜか凄く怖い女神が多い。
このダーキニー女神は、元は生きた人間の体を食べて生きてきたと言われていて、
殺戮と破壊の女神、カーリー女神の侍女でもあったそう。
そんなカーリー女神が、インド3主神の一人でもあるシヴァの妻となり、おのずと侍女であるダーキニー女神も仏門に入ることとなり、その後は、生きた人間を食するのをやめ、死んだ人間のみを食することとしたそう。
それから、人の死期を見られる能力を身につけたと言われているそうです。
なかなかのインパクトですが、インド神話って面白いですよね。
出てくる”神”とされる者達も、決して善人ばかりでないところが凄く好きです。
こっちは、カーリー女神の生みの親、ドゥルガー女神。
最強の女神と言われていて、あらゆる猛獣などを仕えさせて戦った闘いの女神。
彼女の力は誰も止めることができず、怒ることの悦びにより、その額や髪から新たな戦いの女神を産み落としたと言われています。
怖い女神が多いのは、インド人の男尊女卑に対する古来からの、女性の怒りなのかも。
これは、西の守護神ヤマーンタカ
この、みんぱく記事もラストとなりましたが、神話しかり、産業、歴史しかり、ほんっとうに見どころ満載過ぎて、
特に好きなジャンルの話や、行った国などなどが登場すると、それらに食い入るように見入ってしまって、時間が経つのを忘れてしまうくらい。
ほんと、広くて詰まっている博物館だと思います。半日くらいかけてもいいかも。
インドエリアもたくさんの神様いっぱいで、全部全部紹介したいくらいです。
が、次へ!
韓国コーナー。
塔婆かな?と思いきや、これは長柱(チャンスン)とソッテと言って、集落の境界線に立てるものらしい。
韓国ドラマにはまっているうちの母は、韓国コーナーの写真を「知ってる!見たことある!(ドラマで)」と、楽しそうに見入っていました。
中国コーナー
中国も歴史が長いし、とても広いしで、見どころがぎゅっと詰まっています。
金ぴかのドラゴンとか見ると、あー中国っぽいなぁって感じ。民族衣装も、目の前で見たことはないのに、中華圏だなってわかる。凄く華やかです。
モンゴルコーナー、白くまの毛皮。
アイヌコーナー
これ、木彫なんです。ほんっと、凄い!!
ここまでもたくさん、世界各国の芸術品とか見てきて、可愛いなって思ったり、面白いなって思ったりしたけれど、この木彫は本当に素直に凄いなと思いました。
以前、お土産でニポポ人形っていう木彫の人形をもらったんだけど、あれもアイヌ土産だったなと思い出しました。
アイヌって、木彫が有名なんですね。まだまだ知らないことたくさんだなぁとも感じさせてくれました。
これも北海道の昔の民家の再現。
こういうの見ると、素直にほっとするなぁなんて思っちゃうのは、やっぱり日本人ならではって感じですね。
現代は、もちろんこういう家屋は姿を消したそうだけど、やっぱりなんかいいなぁー。
こんな景色を知らなくても、いいなぁーって思う。それはもっともっと、時代が進んで行って、今の子供達が大人になっていっても、そう思うのかなぁ?
それが遺伝子ってやつなのかな。不思議だ。
おっと、気付けば日本に帰国しましたね!
日本エリアは、もう名前くらいは知ってるって物がたくさん。
でもどれも、東北地方なんかのイメージの展示が多い気がします。
藁人形など。
藁人形と言えども、こんなにたくさんの人形があるんですねー。
アフリカコーナーの釘たくさんの呪術人形は、慣れ親しんでないから怖かったけど、日本の藁人形は、完全に呪い用だから、どうしてもネガティブなイメージが付きまとうけど、
こうやって見ると、日本の藁人形っていうのも立派な芸術品で、マイナスイメージだけに留めておくのはもったいないように感じます。
こうやって、世界一周できる展示物を見てくると、普段見慣れていて、特段何かを感じることがない日本らしいってものでも、そもそもの日本のルーツはこんな感じなんだなって言うのが、よくわかります。
”和”っていうけど、もはやそれ以外のどんな言葉でもなくて、
やっぱり伝統は消えずに残り続けてほしいなと。
もちろん日本の伝統は、日本人であるなら大事にも誇りにも思うし。
どんなに暮らしが変わって行っても、それぞれの国の伝統は、どれも素敵で色んな物を感じさせてくれるなと思いました。
最後に、古代のお金。
小さい頃から、なんか原始時代と聞くと夢があるなぁと思う。と言うのも、ちびっこながらにも信じられないくらい、人間始めてからの生まれたての知恵が面白過ぎるのです。
そんな、この石のお金も、本当は使われていなかったとか、アニメの作り話とか言われている節もあるそうだけど、それこそ昔になればなるほど、真実も全くわからないわけで。
でもやっぱりこの巨大なお金は、見るたび面白いです。これが考古学のロマンってやつか。
大阪の国立民族学博物館、とにかく楽し過ぎて、気がつけば書き終わるまで4回もかかってしまいました。
でもここで見た、まだ見ぬ国も垣間見て、この足で降り立つ日が楽しみだなぁとますます世界をもっともっと旅したい気持ちが高まりました。
素敵な博物館です!
国立民族学博物館
万博記念公園駅から徒歩15分。
※土日などは駅から無料シャトルバスも出ています。
観覧料:420円 開館時間:10時~17時 水曜休館
中は見どころ満載なので、とても1時間くらいじゃ見終わりません。
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