旅日記 ニュージーランド オークランド 留学

留学の恥はかきすて

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ニュージーランド留学 の頃の記事を古いブログから移行します。

*日付は留学時のものではありません*

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今朝もバス停でミンと偶然会った始まり。

彼とはほんっとうによく会うけど、朝一緒にダウンタウンまで行くのは、久しぶりです。

でも、学校は別の学校なので、バスを降りたらバイバイなんだけど。

ミンは学校に早めに行ってやりたいことがあるとのこと。

ああ、ミンって優等生だからなぁ。

私も一時間みんなより学校に早く行ってるけど、

それはがっつり予習が必要だから、ミンとは全然意味が違ってくるんだけど。

 

いつものようにPCで予習を終えて教室に行くと、ミッシェルがチョコレートをくれました。

ニュージーランドでは結構メジャーなこのチョコレートは、デイリーミルクという名前で、ホームスティの家の近くにも工場があります。

「私のいとこが箱買いしてきたの」と言って、くれたこのチョコレートは、今やもうそんなに珍しく感じるわけじゃなかったけど、

このミッシェルの何気ない物を持ってきて、プレゼントしてくれるのが本当に好き。

なんだか、中学校とか高校生の頃を思い出すのです。

 

そんな私達のやりとりを見ていたヨンホが、「サヨ、これもあげる。韓国のビタミンだよ。」と言って、

ラムネのようなお菓子もくれました。

ありがとうと言って、普通に食べると、それは想像と全く違った味でした。

酸っぱい!どころか痛い!みたいな強烈な味。

私を笑いながら見ているヨンホ。そんなヨンホを呆れ気味で見ているミッシェル。

そんな二人との時間が最近はとっても楽しい。

 

今日の授業は、お絵かきゲームでした。

授業では必ず、終わりの頃の時間になると何かを取り入れたゲームをするのです。

今は色んな職業の用語についての勉強をしているので、

2チームに分かれて、一人がお題の単語を見てその職業のヒントになる絵を書いて、

それを他の人達が当てて、早く答えた方が勝ちと言うゲームです。

 

ずっと文法に縛られた授業ばかりしていても飽きてしまうので、

これはとても良い授業だなと思うのですが、

入学した最初の頃は、エリザベス先生の早口の英語で説明されても、さっぱり何をするのかわからず、

ゲームが始まっても様子を伺わないといけなくて、それがとっても苦痛でした。

でも、すっかり慣れた今となっては、楽しい時間になりました。

ちなみに私が絵を書く担当になったのですが、ここでとんだミスをやらかすことに。

 

私はこれまで、メカニック=オールマイティな機械の修理屋さんだと思ってたけど、それって違ってたみたい。

迷わずパソコンの絵を書いたら、それは違うとすかさずエリザベス先生から指摘が入りました。

「え?これを直す仕事はメカニックと言わないんですか?」

思わず、答えを言ってしまうという初歩的なミスをしでかしました。

すかさず、「サヨ、ゲームの意味もわかってないだろう!」「それは日本だけの仕事じゃないの?」とみんなに笑われる始末です。

 

こういう時やっぱり、そもそも英語がわからないんじゃなくて、意味がわかっていない時、母国語で教え合っているみんなが羨ましい。

(相変わらずクラスメイトは、私と中国人のドニーを覗いて韓国の子とサウジアラビア人で半々って感じです)

でももう、恥をかくことにも笑われることにも慣れた。

そもそも意地悪で笑われているわけでもないし。

わかんなくても、日本人は私一人なんだから、どうしようもない。(まぁ、いたとしても会話してくれない日本人じゃ意味ないし。)

 

ってことで、いつしか笑い飛ばせるようになりました。

これもまた、留学して新しい自分に出会えたというか。

笑われることが恥ずかしいとかどうでも良くて、

自分でガチガチに自分自身を覆ってしまっていたしょうもないプライドとか、

そんなちっぽけな物を盾にしていたことに気付いた感じです。

知らないってことは、新しいことを知るチャンスなんだから、ちっとも構わない。

 

昼、いつものようにランチして、帰るミッシェルを途中まで送ってバイバイして、

学校に戻ろうとクイーンストリートを歩いていたら、リチャードとディアナに偶然出会いました。

ディアナは、私とリチャードよりも前に入学していて、クラスは違うクラス。

きっかけは何だったか忘れたけど、PCルームで勉強をしているとよく会う子で、結構話しかけてくれて好きです。

 

「私達、午後の授業はパスするの。サヨも一緒に来る?」

「ううん。私はヨンホと約束があるから戻るよ。でも、あなた達ってカップルなの?」

「私が!?リチャードと?とんでもない。」

「そうなの?二人で授業をさぼるなんて言うからそう思っただけ。」

「ところでサヨ、リチャードはクラスではどうなの?あなたにはどう?」

「ん?リチャードはすっごく優しいよ。」

そう答えるとディアナはとんでもなく驚いた顔つきになり、

「優しい!?リチャードが!?優しいって言った?!」

隣で爆笑しているリチャード。

「うん。優しいよ。入学が一緒だったし。私も彼もまだ英語が上手に話せないのに、私が英語がわからなくて泣きそうになっていた時、一生懸命教えてくれたのはリチャードだけだったからね。」

 

思い出すあの苦い入学の日。

そう言えば、一緒にごはんも食べに行ったっけ。

でも絶対、リチャードに私はあの時、確実に救われたんだよなぁ。

あの日以来、私はリチャードの人間性もとても好きだと思う。

今じゃヨンホと言う新しい友達も増えたけど、コリアンの男の子とはリチャードが初めてちゃんと話したから。

韓国人の子って、日本人にもちゃんと親切にフレンドリーに接してくれるんだなって思ったよ。

 

「サヨ、あのね!リチャードは、ぜんっぜん優しくないからね!見て!私がこんなに重い鞄を持っているのに彼は持ってくれないのよ!」

「ああ、サヨが荷物を持っていたら持ってあげるからね。」隣でリチャードがいたずらっぽく言ってきます。

「そういうこと言うのだって意地悪なんだから!いい!?リチャードは優しくない。意地悪。一緒に唱えて!リチャードは・・・」

「僕は、君以外の女の子には親切にするよ。」

 

そんな感じの、これまた懐かしーく感じる学生時代の頃のような二人のやりとりを微笑ましく感じました。

そして、ディアナの感じを見て、確実に彼女はリチャードが好きなんだなと思いました。

そして後に、この二人はめでたくカップルになって、教室でみんなが居る前でふつーに熱~いキスをしたりするようになるのです。

思い出すと、この時のディアナの会話、可愛いなぁって思うんだけど。

とにかくやっぱりもう一度、学生時代に戻れるのはこんなこともあって楽しい。

 

たまたま学校自体もクラスメイトも、韓国人の子達が多いけど、私は本当に彼らと過ごすのが楽しいのです。

そして、留学生活を本当に救われている。

 

放課後、服を買いに行きました。

来たばかりの頃、買い物すら一人ですることが怖くてできなかった。

住めば都って言うのかな。まぁ、アジア人差別はあるけど。

 

今日のパパの作った夕食は、ラザニアでした。

デザートにはいつものホーキーポーキーのアイス。

しかも今日は、パパが作ったジンジャーのシロップ漬けがアイスにまるごと一個乗っていた!!

なんだかまた未知の扉を開けた気分でした。

 

そして食後のDVD鑑賞は、ハリーポッターの二作目でした。

以前観たことあるけど、これくもがわんさか出てくるから、くも恐怖症にとっては辛いんだよな・・・

しかも、この家のテレビはでかい。

そんな心配をしながらも、途中で寝落ちしました。

 

 

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Sayo

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