旅日記 タイ チェンマイ

頑張れ!女ソンテオ

投稿日:2014-07-27 更新日:

続いて向かうのは、ワット・ドーイ・ステープです。


チェンマイの街中からも見えるくらい、山の上で金ピカに光っている寺院です。

もちろん歩いていくなんて無理です。

自転車でも、かなり体力が必要でしょう。

 

ということで。

 

さーて。

始まりましたね。またこの戦いが。

 

私の天敵、VSソンテウ ですよ。

 

 

ほんっとーにしつこいくらい、書いていますが、このソンテオ事情 。

これだけ、旅の中で何度も行き来している街なのに、

チェンマイが今も好きになれないのは、やっぱりあの事件が大きいです。

 

トラウマですよ。

 

確かに、まだまだ甘ちゃんだったのかもしれないけれど、

キラッキラしてた、我ながら可愛らしかった新人バックパッカー時代に、

泥をぬりつけるどころか投げつけてきた、

あやつを絶対に許さないから!!

 

今の私にしてみりゃ、あんな奴、ドラクエのドラキーくらい雑魚キャラなのに。

私もレベル1だったから。。。

 

とにかく、もう騙されるのも、脅されるのもこちとら一切ごめんです。

私がねらいをつけた額は、ドイステープまでは、80Bで行きたいところ。

 

「80Bで行ってみよう!」

友人「判った!!」

 

ああー。

この悪質乗り物系に騙されたくないっていう私の勝手なポリシーだけど、

こうやって、探す時に言い合いにならないのは 本当にありがたいし、気持ちが楽ですね。(笑)

 

友人も貧乏旅行なんかじゃないのに、付き合わせてしまってごめん。。。

でも、本当にあなたとなら、どんな秘境の地でも一緒に行ける気がするよ!!

 

まず、最初に声をかけたまだ若い夫婦っぽいソンテオ。強さは不明。

だけど、闘いを挑んでみましょう!!

 

「私達、ワット・ドーイ・ステープまで行きたいんだけど」

 

すると。。。

言い値はひとり300B。

 

オイ!!ヾ(。`Д´。)

さすがに300Bもかからないでしょう?

 

なんだかんだで言い合って、250Bまで下げると言われましたが、断固No!!

それより下がることもなく、ソンテウは去って行きました~。

 

そこから少し歩いていたら、やってきた次のソンテウ。

おっちゃん二人。

たぶん、かなり強敵パターン

 

おっちゃん「200B」

 

ほらね。

私も友人も、頭にきていましたが、そんな私達の心なんて知らず手招きし続けてました。

そんなに客が欲しいなら、そんなアホみたいなボリ方しなきゃいいのにさ。

だんだん、ソンテオに聞く気すらなくなってきます。。。

 

「やっぱ、ソンテオだめかも。。。トゥクトゥクにしようか。」

ってことで、トゥクトゥクを待ちますが、来るのはボッてくるソンテオばかり。

 

旧市街から離れていることもあり、ほとんど通らず、やっと来ても既に客を乗せているし。

今日もチェンマイの日差しは、暑過ぎます。

 

うう~。。。

おかむらさーん。。。アリー。。。(´_`。)

 

なんて心から、カンボジアのドライバーが恋しくなってきた頃、

1台のソンテオがわざわざ曲がり角で止まりました。

 

ドライバーはおじちゃん。

 

うーん。。。またしても、難しそうだなぁ。。。と思いつつ、ダメもとで聞いてみます。

おじちゃん「200B」

 

ほら来た!

断ると、じゃあいくらなら乗る?と言われたので、80Bと言ってみると、

なんと、

 

「わかった。じゃあ、山の下まで行こう。そこからはミニバスに乗り換えて。」


と言われました。

 

まじですか??

そりゃ、昨日のゆきさんを乗せて行ったドライバーもいい人だったし、

チェンマイのソンテオにもちゃんと話が出来るドライバーはいるもんですね。完全に信じてない

もう一度、80Bであることを確認して乗り込みました。


やーっと、ルーレット進んだね~

 

ってことで、ちゃんと山の下の入山口っぽいところまで乗せて行ってくれました。

しかも一人80Bと思ってたら、二人で80B。


おじちゃん、ありがとー。

 

さて。

よくわかんないけど、ミニバスとやらは???


と、キョロキョロする間もなく、2,3人のドライバーらしき人達が、

ボードみたいなのを持って営業してきました。

 

中でも、一人とっても熱心に話しかけてきたおばちゃん。

この人と交渉したいけど、でも何を言っているかわかりません。

何語で話してるの?タイ語でもないような。。

???

 

おばちゃん「あなた達、どこから来たの?」

やっと英語で話してくれました。

 

「私達は日本人。」

「あ~!ソーリーソーリー」

 

ああ。また中国語ででも話しかけてましたかね。もはや、慣れっこ。

この旅に来るまでは、日本人は日本人って思ってたけどさ。

 

で、ようやくおばちゃんの説明がわかりました。

おばちゃんのボードと説明によると、

 

「10人集まれば一人40Bで寺まで行ける。でもあなた達は二人だから、一人200B

 

(@ ̄Д ̄@;)

 

やってられませんわ~。


「ありえないよね。」

「高すぎ。」

「とりあえず、あるこっか~。」

「そうだねー。」


と、友人と二人で歩き出そうとします。

するとおばちゃんが、

 

「待って!待って!歩いて行けないわよ!とても遠いの!じゃあ、一人100B」

 

さて、やっぱり歩いて行きましょうか~、。

 

「待って待って!じゃあ、いくらなら乗るの!?」

 

「ひとり、50B」

「うーん。。。60Bにできない?たった10Bじゃない。」

「いやいや、50Bで!お願い!」

「あー、もうOK!!乗りなさい!!」

 

やったー!!

なんだか、だいぶ苦労しているけれど、ここまで順調かも!

 

ってことで、ミニバスとは、ソンテオのことなのでした。

しかも、おばちゃんはただの営業マンかと思いきや、なんとドライバー。

女ソンテオですよ!!かっこいい!!!

 

車内、暑さと交渉続きで、既に疲れている二人。(笑)

それでも楽しいです。

友達との旅も、やっぱりいいもんだ。

 

おばちゃんソンテオは、山道をガンガン登って行きます。

結構、クネクネしていて、ちょっと酔い気味になりました。

ただ、途中途中見える絶景に助けられます。

 

それにしても。。。

遠いですねぇ。。。


かなり山を登っております。

入山口から、軽く15分は走ってますよ。。。

 

ちょいと、時間を巻き戻し。

 

さ「とりあえず、あるこっか~。」

友人「そうだねー。」

 

。。。


。。。。。

 

こんな距離、歩けるわけないよっっっ!!!

 

私のせいで、友人まで路頭に迷わすところだったよ!!(=◇=;)

 

おばちゃんが、止めてくれてほんとに助かったよ。。。

嫌ですね。変な旅慣れの余裕って。

 

そして、おばちゃんソンテオは、寺の入口に到着しました。

おばちゃん「もぉ~!ベリーチープなんだからねっ!!」

「サンキュー!!」 おばちゃんをポンポン ←馴れ馴れしい

 

そしておばちゃんは、

 

「帰りも乗せていってあげるから、このソンテオをちゃんと覚えておくのよ!

待ってるからね~いってらっしゃーい!」

と笑顔で言って、他のソンテオのおじちゃん達が休憩してるらしき中へと歩いて行きました。

 

女ソンテウのドライバー、おばちゃん

やっぱ、天敵ソンテオでも、

同じ女性が頑張ってる、しかもお母さんと同じくらいの人が、

そう思うと、すっごくかっこいいなって思う。


しかも、やっぱり女性同志だからか、

結局おばちゃん、ベリーチープって言うまで値段下げてくれちゃったし。

 

ベトナムでは特に、こんな元気なおばちゃんやおばあちゃん達がいっぱいだったな。

私やっぱり、東南アジアのこんな元気なおばちゃん達が大好きです。

 

がんばれー!他の悪質な、おっちゃんドライバーなんかに負けるなー!女ソンテオ!!

 

 

 

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執筆者:


  1. poko より:

    サヨちやんへ

    一枚目のワット・ドーイ・ステープの寺院・・
    本当に・・金ピカだね。

    二枚目の写真が・・サヨちゃんで・・

    余裕ある顔してるーよー(^O^)/

    三枚目の写真が・・まりりんさんで・・

    可哀想に・・余裕が無さそうに写ってる・・だって~~顔が、笑ってないもの~~(w_-;

  2. きらりん☆ より:

    すごい!
    異国でこんなやりとりができるなんて!
    ハラハラしながら読みました。

    結果、おじちゃんもおばちゃんもいいひとでよかったですね。
    旅の醍醐味はこんなとこはあるのかもしれないですね。

  3. 今井 香 より:

    ドイ・ステープ行った!

    無事に旅を続けていらっしゃるようで良かった(^-^)/
    私もソンテウに乗ってドイ・ステープへ行ったけれど
    いくらだったかなぁ~?もう忘れてしまいましたが。
    ドイ・ステープのまわりを蓮の蕾を持って
    お参りしたことが忘れられません。
    そうそう、おみくじも引きました。
    どうぞ気をつけて(暑さもね)旅を続けて下さいね~

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Sayo

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